40代でリストラ勧告された私がハイヤー乗務員になるまで【体験記4/4】

ハイヤーよもやま話

<<前回のあらすじ>>

曖昧な覚悟のまま挑んだ転職活動で内定を手にしてしまったサム夫。

本当に転職するのか?しないのか?

決断の時は迫っていた…

本音を言えば辞めたく無かった

元々、私が転職活動を始めた切っ掛けは上司から受けたリストラ勧告でした。

会社や上司に多少の不満はあれど、映像ディレクターという仕事は好きでしたし、待遇面も悪くはありませんでしたので、当時の仕事や会社を辞めたくて転職活動を始めた訳ではありませんでした。

また、ハイヤー乗務員という仕事に憧れや興味があった訳でも無く、何となく眺めていた転職サイトへ「やってみませんか?」とオファーが届いたから、試しに応募してみたというのが本音です。

もしそのまま安定して仕事を続ける事が出来るのであれば、留まりたかった、辞めたく無かった。それが正直な気持ちでした。

しかし冷静に考えてみれば見る程、そのまま会社に留まって仕事を続けるという選択肢は、私にとって不利な選択肢だったのです。

10年後、20年後を考える

上司からの信頼は無く、パチンコ業界全体としても数年〜10年は厳しい状況が続く見通し。そして何より、私自身がクリエイターとしての限界を感じている状況。

そのまま留まったとして、良くても我慢の毎日を過ごしながら60歳の定年まで現状維持するのが精一杯だったでしょう。

悪ければ…と言うより現実的に考えれば、数年後に今度は勧告では無い本物のリストラ通告を言い渡され、50歳前後で職を失う可能性も低くは無い。

それならば、少しでも良い条件で転職出来るチャンスに乗っかった方が期待値が高いのでは無いか?

前の会社の収入は良かったので、転職すれば年収は数十〜百万円のダウンになってしまいますが、ハイヤー会社の多くは定年が65〜70歳と長く働けます。

年収が100万円下がったとしても、5年長く働けるならトータルで獲得する収入は増えます。

45〜60歳までの15年間で年収が100万円下がれば1500万円のマイナスですが、60〜65歳までの5年間を年収400万円で働ける様になれば2000万円の収入がプラスされますので、トータル500万円の収入増になるのです。

仕事を選ぶ理由は収入だけではありませんが、やはり重要な要素である事に変わりはありません。

「特に美術関係の素養が無かった自分が、クリエイターとして大きな成果は残せ無いまでも、家族を養う所までは頑張れたんだ。もうここらが潮時だって神様が言ってるのかもな…」

そう考えた私は、いよいよ妻に転職の意向を告げる覚悟を決めたのです。

パートナーの理解は必須

実は面接の際、営業所長のWさんに言われていた事がありました。

「必ず奥さんにも納得して貰ってから入社する様にね」

ハイヤー乗務員という仕事は拘束時間が長く、勤務時間も不規則で帰宅出来ない日も珍しくありません。

つまり家事や育児など、家庭内の諸々を家族に協力して貰わなければならない事が多くなります。

独身の方ならいざ知らず、パートナーへの説明が不十分なまま転職した結果、家庭内の不和に繋がり離婚に至ってしまうケースも有るとか無いとか…

もちろん生活を共にする家族なのですから転職する際には相談はすべきです。しかし一般的な勤務時間のサラリーマンの仕事とは違い、パートナーへの負担も増えるのですから、

「俺が決めたんだから、黙ってついて来い!」

では上手く行かないという事です。

これからハイヤー乗務員への転職を検討している方は、ご家族と充分に話し合って協力をお願いして下さいね。

妻は私をキチンと見てくれていた

私は内定が出るまで、転職活動をしていた事を妻に全く話していませんでした。

私自身の覚悟が不十分だった事もありますが、転職後のビジョンをある程度ハッキリさせてからで無いと、いたずらに不安を抱かせてしまうだけだと思っていたからです。

「内定が出てから相談しよう。理解が得られなければ内定は辞退すれば良い。」

そう考えていました。

いざ内定を貰って自分でも覚悟を決めたとは言え、正直言って気が重い…

定年後まで長期的に見ればプラスになるとは言え、子供の学費が増えてくるこの時期に年収が下がる上に、家を開ける事が多くなるのは不安でしょう。

何とか今の仕事を続ける様に説得されるかも知れません。いや、そうするのが普通です。

しかし黙っている訳にもいきません。

何度も脳内で妻との会話をシミュレーションしてから話しを切り出しました。

転職しようと思っている事

今の仕事に限界を感じている事

ハイヤー乗務員の内定を貰っている事

収入や勤務時間で負担を掛けてしまう事

一通りの説明を聞き終えた妻は、こう言ってくれました。

「サム夫がそうしたいなら、そうした方が良いと思うよ。もう今の仕事、辛いんでしょ?」

聞けば、ここ1〜2年の私は笑顔がめっきり減って感情表現に乏しくなっていたので心配していたとの事。

私はうつ病の一歩手前だったのかも知れません。

自分自身でも自覚していなかった、私の辛い心情を妻は見抜いていてくれて、心配してくれていたのです。

本当に妻には感謝の言葉しかありません。

自分自身でも気付いていなかった心のつかえも妻のお陰で晴れ、退職・転職へ向けて歩み出す決心がつきました。

そしてハイヤー乗務員へ

「今のお前なんて、どこに行っても通用しないんだからな。」

転職活動の切っ掛けとなった、この一言をくれた上司にアポを取り退職希望を申し出ました。

「そうか…そう来たか…」

上司は私が『折れて』くる事を予想していたのでしょう。少々意外そうな面持ちでしたが、すんなりと私の意向を聞き入れてくれました。

後は事務的に手続きは進み、退職の挨拶周りの際に何人かの同僚や取引先の方から惜しむ声を頂けたのには救われた想いがしました。

この様に私の場合はスムーズに退職の意向を告げて無事に受理されましたが、様々な事情から自分で退職の意向を告げるのが難しい場合は、退職代行サービスを利用する手もありますね。

こうして、晴れてハイヤー会社への転職を成功させた私サム夫ですが…入社後には厳しい研修が待ち受けていたのです。

研修については、また機会と需要があれば記事にしようかと思っています。(研修内容は詳しく書くと会社バレしちゃうんですよね…w)

是非読みたい!という方はコメントなどでお気軽にお声掛けくださいね。

40代でリストラ勧告された私がハイヤー乗務員になるまで:最後に

私の体験談にお付き合い頂きありがとうございました。

自身の体験を記事にするのは、恥ずかしかったり辛かったりする部分もありましたが、当時の私と同じ様にリストラに怯える同年代の方への希望に少しでも繋がればと思い書き出してみました。

ハイヤー乗務員は全ての方にオススメ出来る職業です!とまでは言い切れませんが、精神面や給与面で不満やストレスを抱えながらも「他に転職出来るアテなんて無いから…」と諦めてしまっているなら、一度はダメ元で検討してみては如何でしょうか?

このブログを読んで、ハイヤー乗務員と言う職業に興味を持って貰えたなら、ハイヤータクシー業界の転職事情に詳しいプロに相談してみて、それから判断しても良いと思います。

一度しか無い人生なのですから、我慢して働き続けるよりは、自分に合った職場でストレスの無い人生にしたいですよね!

この拙いブログが、その手助けになれれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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